刀剣用語の解説1

日本刀の種類

・太刀    太刀とは長さが2尺(60cm)以上で身につける場合に刃を下にする。
       銘が差し裏に刻まれている。

・刀     長さ2尺以上、身に付ける場合に刃を上にする。
       銘が差し表に刻まれている。

・脇差し   長さ1尺(30.3cm)を超えるもので、2尺未満のもの。

・短刀    長さ30cm以下のものを短刀という。


名称

・長さと反り 長さは棟区(むねまち)から切先までの直線にした長さ。
       反りとは棟区と切先とを結ぶ直線と棟(みね)との距離
       のもっとも長い所をさす・

・中心    柄(つか)に入る部分で通常は錆が付いている。やすり目
       があり、目くぎ穴があり、刀工の銘が刻まれている。
       この中心の形状から産地が分かることが多い。

・磨上げ中心 少し手が入って元の形を失った中心をいい、銘が幾分残って
(すりあげ) いるものが多い。

・大磨上中心 中心の元の形を大きく失うほど磨上げたもので銘はない。

・鍛え肌   1.板目肌(いためはだ)
         木材の板にでる模様で大半の鍛えはこれである。

       2・杢目肌(もくめはだ)
         木材を切った時にでる丸い年輪のようなもの。

       3・柾目肌(まさめはだ)
         木材の柾目に似ている。古刀の大和伝に多い。



日本刀・各部の名称

刀身断面図



切先の種類



日本刀各部の名称1



日本刀各部の名称2



二重刃

左上に二重刃が出ています。