◎日本刀の種類◎
・太刀 太刀とは長さが2尺(60cm)以上で身につける場合に刃を下にする。
銘が差し裏に刻まれている。
・刀 長さ2尺以上、身に付ける場合に刃を上にする。
銘が差し表に刻まれている。
・脇差し 長さ1尺(30.3cm)を超えるもので、2尺未満のもの。
・短刀 長さ30cm以下のものを短刀という。
◎名称◎
・長さと反り 長さは棟区(むねまち)から切先までの直線にした長さ。
反りとは棟区と切先とを結ぶ直線と棟(みね)との距離
のもっとも長い所をさす・
・中心 柄(つか)に入る部分で通常は錆が付いている。やすり目
があり、目くぎ穴があり、刀工の銘が刻まれている。
この中心の形状から産地が分かることが多い。
・磨上げ中心 少し手が入って元の形を失った中心をいい、銘が幾分残って
(すりあげ) いるものが多い。
・大磨上中心 中心の元の形を大きく失うほど磨上げたもので銘はない。
・鍛え肌 1.板目肌(いためはだ)
木材の板にでる模様で大半の鍛えはこれである。
2・杢目肌(もくめはだ)
木材を切った時にでる丸い年輪のようなもの。
3・柾目肌(まさめはだ)
木材の柾目に似ている。古刀の大和伝に多い。
・日本刀・各部の名称
刀身断面図
切先の種類
日本刀各部の名称1
日本刀各部の名称2
二重刃
左上に二重刃が出ています。